VPNナビ編集部です。海外出張やリモートワークでのセキュリティ強化、さらには出張先での日本の動画配信サービスの視聴に、VPNは今やビジネスパーソンにとって必須のツールとなっています。
数ある有料VPNの中でも、特に高い人気を誇るのが「ExpressVPN」と「Surfshark」です。どちらを選ぶべきか悩んでいる方に向けて、両者を徹底比較しました。
ExpressVPNとSurfsharkの基本スペック比較
まずは、両社の基本的なスペックを一覧で比較します。ビジネスでの利用を想定し、サーバー数や接続台数、運営会社などをチェックしましょう。
| 項目 | ExpressVPN | Surfshark |
|---|---|---|
| 月額料金(最安プラン) | 約$6.67〜(12ヶ月+3ヶ月無料) | 約$2.19〜(24ヶ月プラン) |
| 同時接続台数 | 8台 | 無制限 |
| サーバー数・国数 | サーバー数非公開 / 105カ国 | 3,200台以上 / 100カ国 |
| 独自プロトコル | Lightway | OpenVPN, IKEv2, WireGuard |
| 運営国 | イギリス領ヴァージン諸島 | オランダ(※法人はオランダ、親会社はイギリス) |
ExpressVPNは、接続品質と信頼性において業界をリードしてきた老舗です。一方のSurfsharkは、後発ながら圧倒的なコストパフォーマンスと「同時接続台数無制限」という強力な武器でシェアを急拡大しています。
通信速度と安定性を実際に検証
ビジネスにおけるVPN利用で最も重要なのが「通信速度」です。海外からのWeb会議や、大容量ファイルのやり取りにおいて、速度低下は致命的となります。
両社ともに独自の高速プロトコル(ExpressVPNは「Lightway」、Surfsharkは「WireGuard」ベース)を採用しており、どちらも実用上十分な速度が出ます。
- ExpressVPNの通信速度: 独自の「Lightway」プロトコルにより、接続時の速度低下が非常に少ないのが特徴です。回線の混雑する時間帯でも安定性が高く、カクつきのないWeb会議やスムーズなクラウドアクセスを実現します。
- Surfsharkの通信速度: 標準で「WireGuard」を採用しており、近隣のサーバーであれば最高クラスの速度を叩き出します。ただし、地球の裏側など物理的に遠いサーバーに接続した際、わずかにExpressVPNの方が安定性に優れるケースが見られます。
体感としての速度差は大きくありませんが、「いかなる時も絶対に切れない安定性」を求めるならExpressVPNに軍配が上がります。
料金プランとコストパフォーマンスの比較
コスト面では、明確な違いがあります。予算を重視するビジネスパーソンにとっては重要な比較ポイントです。
- ExpressVPN: 品質を最優先しているため、料金設定はやや高めです。長期プラン(12ヶ月〜)を選んでも月額約6ドル台後半となります。「多少高くても、仕事で使うから絶対に失敗したくない」という方に向いています。
- Surfshark: 24ヶ月プランを選択した場合、月額約2ドル台という驚異的な安さを実現しています。さらに「同時接続台数が無制限」のため、PC、スマートフォン、タブレット、社用端末や個人端末など、オフィスや自宅にあるすべてのデバイスを1つのアカウントで保護できます。
コストパフォーマンス、特に複数端末での運用やチームでの費用対効果を考えるなら、Surfsharkが圧倒的にお得です。
セキュリティ機能とノーログポリシーの違い
ビジネス利用において、情報漏洩を防ぐセキュリティ機能は妥協できません。両社とも最高水準の暗号化規格(AES-2000-GCM)を採用しています。
- ノーログポリシーの監査: 両社ともに第三者機関によるノーログポリシーの独立監査を複数回受けており、「ユーザーの通信履歴や接続ログを一切保存しない」ことが証明されています。
- 高度なセキュリティ機能:
- キルスイッチ(Kill Switch):VPN接続が万が一切断された際、インターネット通信を自動遮断し、IPアドレスの漏洩を防ぎます。
- 難読化サーバー:中国やUAEなどのVPN規制が厳しい地域でも、VPN通信であることを隠して接続可能です。
- CleanWeb(Surfsharkのみ):広告ブロック、トラッカーブロック、マルウェア対策を統合した機能で、ブラウジングを安全かつ快適にします。
セキュリティの信頼性においては互角ですが、追加の防御機能の使いやすさではSurfsharkが少しリードしています。
動画配信サービスの対応状況と使いやすさ
出張中のリフレッシュや、日本のビジネスパーソンが海外から現地のテレビや動画配信サービス(Netflix、Amazonプライム・ビデオ、U-NEXTなど)にアクセスする際、VPNのブロック回避能力が問われます。
- ExpressVPN: 独自のIPローテーション技術により、動画配信サービスのVPNブロックに対する耐性が非常に高いことで知られています。設定に迷うことなく、日本のサーバーに繋ぐだけでスムーズに視聴可能です。
- Surfshark: こちらも多くの日本の動画配信サービスに対応しています。専用アプリのUIが非常に直感的で、初心者でも迷うことなく目的地のサーバーにワンクリックで接続できます。
どちらを選んでも、海外から日本の動画コンテンツを楽しむ上でストレスを感じることはほとんどありません。
あなたに合うのはどっち?選び方のまとめ
ここまでの比較をふまえ、2026年時点におけるExpressVPNとSurfsharkの選び方をまとめました。
【ExpressVPNがおすすめな人】
- 多少コストが高くても、世界最高峰の通信安定性と接続信頼性を重視したい人
- 重要なビジネスデータのやり取りが多く、絶対に接続を落としたくない人
- NordVPNを見る → のように、業界トップクラスの品質を誇る定番ツールを比較検討したい人
【Surfsharkがおすすめな人】
- 毎月のランニングコストをできる限り抑えたいコスパ重視の人
- PC、スマホ、タブレットなど、1つのアカウントで無制限の端末を保護したい人
- 広告ブロックなどの便利な付帯機能を手に入れたい人
ご自身の利用目的と予算に合わせて、最適なVPNを選んでみてください。さらに詳しいツール情報は ツール一覧 → からご覧いただけます。VPN選びの参考になれば幸いです。